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単語の覚え方

 語学の習得に必須なのが単語を覚える事ですが、中学生~高校生の英語の授業で受けた単語の小テストは苦痛だったという方は多いでしょう。

僕が中学生の時に通っていた塾では、毎回単語の小テストがあり「100点を取らないと」英語の教科書の全本文を次回までにノートに書き写してこなければならないという「ペナルティー」がありました。
今考えるととんでもないですね^^;



試験を受けるその時点で「絶対に単語を覚えていなければならない」というのは、ホントかなりのプレッシャーでした。

もし、これを読んでいるあなたが「単語を覚える事が苦痛に感じる」のは、学生の時、今まさに学校でテストを受けようとしている今、同じような状況にあるからではないでしょうか?
おまけに単語を覚える方法として「単語をひたすら紙に書く」という、肉体的にも苦行としか言えない勉強法をしているならば、その苦痛もなおさらでしょうね。

そんな辛い記憶がトラウマとなって脳の奥や体の芯にこびりついている人は「英単語を覚える」なんて言葉を聞くとついつい身も心も引いてしまうのは当たり前です。
語学習得に必須の「単語を覚える」という行為が、このようなトラウマで妨げられるのは非常に残念です。

ここで、一つ頭を切り換えてみませんか?

「一度覚えた単語は忘れていいのです」

この考えは「明日、小テストを受ける人」には向かないかもしれませんが、本当に使える英語を身につけるため、長期に渡って単語を覚えボキャブラリーを増やしていくには良い心構えだと感じています。


話が少しずれますが、人の記憶の仕組みについて少し説明します。
人の記憶には大きく分けると、短期記憶、長期記憶という二つの種類の記憶があり、それぞれ記憶が蓄積される脳の部位は異なります。

短期記憶:
一分程度で失われる 

長期記憶:
短期記憶の中で必要だと感じた物、興味をもった物が脳の器官、海馬に蓄積され、その中で繰り返しアクセスされた記憶が長期記憶となり側頭葉に保存される。

となっており、記憶しようとしている対象(この場合は単語)を如何にして「長期記憶」の中に「固定」させるかがポイントとなります。
しかし、長期記憶に刻みつけられた記憶も永遠ではなく、時間と共にその内容は薄れていきます。


左の図は、ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した忘却曲線といって、記憶が時間と共に指数関数的に薄れていく様を表しています。

何百回も紙に書いて覚えた単語も例外ではありません、残念ながら時間と共に必ず忘れていくのです。 

 

しかし、学習して覚えたことを、忘れる前に繰り返し反復することで、忘れる確率は大幅に低くなることも証明されています。 
また、覚える際に記憶に付加価値を与えたり、楽しんで覚えた事は忘れにくいことも解っています。

さて、これを「英単語を覚える」事に応用するにはどうすればよいでしょう? 

■ 私の勧める英単語を覚えるコツ

① 一度に覚えようとしない
一度で覚えようとしてもムリです。。
覚えようとして紙に書く回数を増やしてもその記憶は忘却曲線に従い忘れてしまいますし、覚える行為が苦痛になるだけです。
すぐに忘れるようでは駄目ですが、一度の学習では「軽く覚える」程度にしておきましょう。

② 学習のベースとなる単語帳を持つ
書店に行くと、沢山の単語帳が並んでおり、どれを買えば良いのか迷うって方は沢山いるでしょう。
私も全ての単語帳を購入し比較した訳ではないので、ここで各単語帳の優劣を付けることは出来ないのですが、購入する場合は最低限以下の項目が揃っているものを選びたいと思います。

1. CD等の音声がついているか
2. 例文が充実しているか
3. 自分のレベルに合っているか
4. 単語は複数の意味についてきちんと解説されているか


③ 反復学習
同じ単語を、何度も、また色々な場所で見るようにする為には、洋書を読む事がオススメです。
最初は簡単な物から始めれば、難しい単語はあまり出てこないでしょう。
解らない単語が出てきても、手元に携帯できる電子辞書があればすぐに意味を調べられますよね。
その時点で単語の意味がわかり、文章の意味が理解できたらそれでオッケーです。
今調べた単語を一生懸命覚える必要はありません。
何故かというと、もし、その単語がその小説の中で重要な意味を持つ「言葉」なら、これから何回も形を変えて出てくるはずです。

面倒かもしれませんが、その都度電子辞書で意味を調べましょう。
聞くと大変ですが、そんなに手間はかかりません。
10回も調べれば、ずっと昔から知っていたかのように自然な感覚で単語を覚えている自分を発見するはずです。
記憶が薄れかけている単語の意味を調べる事により、単語の意味を長期記憶へ固定する。
これが、洋書を使った反復学習のメリットです。

④ 違う角度(意味)から攻めた後、基本へ戻る
単語を覚える方法として、洋書を読むメリットはもう一つあります。
単語は前後の文脈によりその意味が大きく変わるので、前回調べた意味では意味が通らない場合があります。
その時は再度辞書で調べてみると、辞書に載っている2~3番目の意味を適用するとしっくり来る事が多々あります。
この様に、単語は前後の文脈の中でその単語の使われ方と一緒に覚えるとよいでしょう。

しかし、洋書を読みながら行き当たりばったりで意味を調べていくと、頭が混乱し逆に学習効果が低くなる可能性があります。

ここで、一度基本に返りましょう。

洋書を読む事で沢山の単語に触れながら、単語帳でその意味を確認する事で、バラバラに記憶されている単語の意味を一つに繋げる事が出来ます。
例えるならば、洋書を読む事により覚えた沢山の単語(枝葉)を、単語帳で確認する事によりしっかりとした幹につなげ止めるようなものですね。
ここで、単語帳に付属しているCDの音声を聴けば、聴覚を通じても記憶の固定が出来るようになります。

⑤ しらない単語の意味は自分でひねり出す
単語を覚えるのとはすこし違いますが、初めて見る単語でも、その構造から単語の意味を推測する事が出来るのです。
単語はただのアルファベットの羅列ではなく、一つ一つ意味を持った小さなパーツの集まりであり、それが一つに構築されて英単語になるのです。

これを知っているのと知らないとでは、学習する際の効率も大きく違うでしょう。
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このページは、が2005年10月12日 21:11に書いたブログ記事です。

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